ロシア鉄道は15日、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの国有鉄道が出資する「統一運輸物流会社(UTLC)」が13日に統一国家登記簿に法人登記されたと発表した。
UTLCはモスクワに本社を置き、資本金は397億ルーブル。同社にはロシア鉄道が99.84%、ベラルーシ鉄道とカザフスタン・テミル・ジョルィ(KTZ)が各0.08%を出資する。
UTLCの取締役会は9人で構成され、ロシアから7人、カザフスタンとベラルーシから各1人となっている。取締役会会長にはロシア鉄道のコンテナ輸送子会社トランスコンテナの社長を務めるバスカコフ氏が就任した。
UTLCは欧州・アジア間のトランジットを含む統一経済圏(CES)内のコンテナ貨物輸送を主な業務とする。同社の設立はCESが目指す経済統合の促進に貢献するものであり、今後CESでの大規模な共同プロジェクトの実施に弾みがつくと期待されている。