独自動車部品大手コンティネンタルは11月27日、シンガポールの研究開発センターを拡張したと発表した。世界的に事業を拡大するにあたって必要性が増しているエンジニアリング能力を強化するとともに、アジア自動車産業の成長に対応する。
シンガポール・センターは上海、バンガロールとならんでコンティネンタルがアジアに置くR&D拠点のひとつ。コンティネンタルは2,970万シンガポールドルを投じ、床面積を5,000平方メートル増設した。シンガポール・センターの従業員数は2012年の650人から現在は900人に増えており、今後4年間で1,300人に拡大する予定だ。
コンティネンタルの計器・ドライバーHMI事業部長を努めるシュペルダー氏は、「我が社はアジアで力強く成長したいと考えており、昨年の売上高は約64億ユーロに拡大した。シンガポールに大規模な開発拠点を開設したことは、アジアでの開発と生産へのコミットメントを明確に示すものだ」と語った。