スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンが11月27日発表した2014年7-9月期決算は、売上高が前年同期比8%増の5億2,310万ユーロ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が同1%増の5,270万ユーロ、利払い・税引前利益が4%増の3,000万ユーロにそれぞれ拡大した。欧州とアジアでの業績好調が増収増益に寄与した。
売上高を地域別で見ると、欧州が前年同期比13%増の3億ユーロ、北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国が2%増の1億6,400万ユーロ、アジアが35%増の3,500万ユーロ、南米南部共同市場(メルコスール)が33%減の1,900万ユーロだった。事業部門別売上高は、オーバーヘッドシステムが5%増の2億8,600万ユーロ、ドアが7%増の1億5,000万ユーロ、シートが24%増の4,700万ユーロ、ライティングシステムが25%増の4,000万ユーロだった。
スペインのブルゴスに本社を構えるグルーポ・アントリンは25カ国に100カ所の生産拠点と22カ所のオフィスを持つ。従業員数は1万3,700人。昨年の売上高は21億2,800万ユーロだった。