独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、2014年11月の世界販売が前年同月比10.1%増の9万200台に拡大したと発表した。中国が46.9%増と好調だった。1~11月の累計は95万5,300台となっており、2013年通期の世界販売実績をすでに3万4,500台上回っている。これまでの過去最高だった2012年の通期販売も1万6,100台上回っており、2014年通期では生産、販売ともに100万台を上回る見通し。
11月の販売では、中国が前年同月比46.9%増の2万6,800台と大幅に伸びた。今夏に市場投入したシュコダ「オクタビア」の販売が好調という。
西欧は前年同期比2.9%減の3万3,000台。西欧で最大市場のドイツで1.6%減となったほか、英国も0.3%増の微増にとどまった。母国チェコなど中欧市場では、1.6%増の1万2,800台だった。
東欧は、最大市場のロシアが前年同期比2.9%増の7,600台に伸びたものの、全体では6.2%減の1万600台に低迷した。
このほかは、トルコが21.6%増の1,800台、イスラエルも23.3%増の1,600台と好調だったが、インドは1,200台と前年同月の1,600台から25%も下落した。