日産自動車は9日、ロシアのサンクトペテルブルク工場で新型「エクストレイル」の生産を開始した。2012年に発表した同工場の増強計画の一環として準備してきた。1億6,700万ユーロを投資してサンクトペテルブルク工場の生産能力を2倍の10万台に引き上げるもので、生産モデルは5モデルに拡大する。
サンクトペテルブルク工場では2013年にSUVの「エクストレイル」と「ムラーノ」、セダン「ティアナ」を4万7,000台生産した。2014年8月にはSUV「パスファインダー」の生産を開始しており、2015年には小型SUV「キャシュカイ」の生産も加わる。
また、日産は2016年までにロシア市場で販売するモデルの90%を現地生産することを目指している。日産は2013年にロシア市場で14万6,319台を販売、市場シェアで5.3%を確保している。