米オーディオ機器大手のハーマン・インターナショナル・インダストリーズは12月18日、自動車のインフォテイメントシステムなどを開発する独S1nnを買収する合意書に署名したと発表した。S1nnの買収により、自動車メーカーにさらに付加価値の高い製品やサービスを提供していく。
S1nnは2004年の設立で、シュツットガルトに本社を置く。携帯端末と自動車のインフォテイメントシステムの接続技術など、自動車のインフォテイメント、コネクティビティー、オーディオの分野を得意とする。従業員数は約100人で、独自動車大手のフォルクスワーゲン、ポルシェ、アウディや、英高級車メーカーのベントレー、米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズなどを顧客に持つ。
ハーマンは同社のインフォテイメント部門にS1nnを統合する。ハーマンは、アウディ、BMW、フェラーリ、レクサス、トヨタ、現代、メルセデスベンツ、ポルシェなどを顧客に持つ。