PSAプジョー・シトロエンは14日、2014年の世界販売台数が293万8,372台となり、前年から4.3%増加したと発表した。欧州の自動車市場が持ち直したことと、中国での販売好調が寄与した。
販売台数を地域別で見ると、中国・東南アジアが31.6%増の 74万2,088台、ユーラシアが41.1%減 4万3,830台、欧州が8.1%増の176万844台、インド・太平洋が6.6%増の2万2,350台、ラテンアメリカが33.9%減の19万9,869台、中東・アフリカが25.4%減の16万9,391台だった。国別販売台数は中国が前年比31.9%増の73万4,119台と、本国フランス(63万7,682台)を抜いてトップに立った。ブランド別販売台数はプジョーが5.4%増の155万1,556台、シトロエンが3.7%増の114万3,326台、DSが3.4%減の12万2,694台だった。
プジョーブランドのピカット最高経営責任者(CEO)は、昨年は「308」、「2008」、「3008」などのモデルの需要が好調だったと指摘。「自信を持って2015年に臨める状況だ」と楽観的な見通しを示した。