仏複合企業ボロレ・グループは6日、同社の電気自動車(EV)充電スタンド整備計画がフランス政府から承認されたと発表した。今後4年間で1億5,000万ユーロを投じて全国に1万6,000台の充電器を設置する。
ボロレは傘下のブルー・ソリューションズを通じてEVシェアリングサービス「オートリブ」を展開している。充電スタンドには無線LANスポットがあり、カープーリングサービスも提供される。パリで2011年にスタートしたオートリブは現在、リヨンとボルドーでもサービスを提供しており、年内に英ロンドンと米インディアナポリスでもスタートする予定。さらに、ロサンゼルスとシンガポールでもサービス開始に向け提携先を模索している。
ボロレは昨年9月、仏自動車大手ルノーとEVの分野で提携することで合意した。今年下期からボロレのEV「ブルーカー」の生産をルノーの仏ディエップ工場で開始する予定だ。