独産業用ロボット・機械設備大手のクーカ(KUKA)は11日、2014年通期決算(暫定値)の受注高、売上高、営業利益(EBIT)がいずれも前年実績を上回ったと発表した。自動車と航空産業で需要が高かったほか、独ライス・ロボティクスと仏アレマ・オートメーションを買収した効果が反映された。
2014年の受注高は22億2,900万ユーロとなり、前年に比べ18.4%増加した。売上高は18.1増の20億9,570万ユーロ。買収効果を除いても10.4%の増収だった。営業利益(EBIT)は17.9%増の14億2,000万ユーロに拡大した。
2014年12月31日時点の従業員数は前年比51.5%増の1万2,102人。増加の約85%が買収による効果で、ライス(1,032人)、アレマ(87人)のほか、昨年末に買収したスイスログ(2,369人)も含まれている。