独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はプロジェクト「ハイ・パフォーマンス・オーガナイゼイション(HPO)」を通して競争力を強化する。120年の歴史を持つ同社をより柔軟・俊敏かつ近代的にすることが目的という。また、新市場への進出や利益率の低いモデルセグメントの見直しなども計画している。3月23日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
同紙によると、シュコダはスポーツモデル「ファビアRS」の後継モデルは生産しない一方、コンパクトSUV「イエティ」と2016年に市場投入を計画する全長4.70メートルのオフロード車に続く、3番目のオフロードモデルを計画しているという。
また、台湾などアジア市場に注目しており、韓国への輸出も計画しているという。シュコダのフランク・ウェルシュ開発担当取締役は同紙に対し、VWが計画する中国市場向けの低価格のエントリーモデルについて、シュコダも開発に協力しているが、シュコダから同様のモデルを発売する計画は現時点ではない、と説明した。