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2015/4/17

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フィアット・クライスラー、伊テルモリ工場で新型エンジン生産へ

この記事の要約

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は8日、イタリア南部のテルモリ工場で2種類の新型エンジンを生産すると発表した。いずれもアルファロメオの新型車に搭載する。 新型エンジンは4気筒と6気筒で、前者はアルファ […]

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は8日、イタリア南部のテルモリ工場で2種類の新型エンジンを生産すると発表した。いずれもアルファロメオの新型車に搭載する。

新型エンジンは4気筒と6気筒で、前者はアルファロメオ向けに開発した最先端の高出力タイプ、後者はフェラーリの技術をベースにアルファロメオ用に専用チューニングを施したものとなる。テルモリ工場は両方で年間20万基を生産する予定で、現在は生産開始に向け機械設備の交換作業を進めている。作業は6カ月以内に完了する見通し。FCAでは、新型エンジンの設計・開発から生産までの総投資額が5億ユーロを超えると見込んでいる。

FCAは2018年までにアルファロメオの販売台数を現在の10万台弱から40万台まで引き上げる目標を掲げている。マルキオンネ最高経営責任者は、テルモリ工場での新型エンジン生産プロジェクトが、アルファロメオ・ブランドのテコ入れを図るうえで非常に重要な役割を担うことになるとの認識を示した。

テルモリ工場は2,400人を雇用し、2種類のエンジンと2種類のトランスミッションを生産している。1972年の開設以来、エンジンを2,000万基、トランスミッションを1,300万基を生産してきた。同工場では新型エンジンの生産に備えて一時帰休している一部の従業員をすべて呼び戻すほか、数カ月内にトランスミッションの生産ラインで第3シフトを追加し、50人を新たに採用する計画だ。

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