独BMWは10日、「MINI」ブランド向けにメガネ型拡張現実(AR)端末のコンセプト「MINIオーグメンテッド・ビジョン」を開発したと発表した。20日開幕する上海モーターショー2015に出展する。
米クアルコム傘下の企業と共同で開発されたこのメガネ型端末は、シースルー技術により他の車両や歩行者などを隠すことなく必要な情報を表示でき、運転中の快適性と安全性を向上させる。
主な機能としては◇車外で設定した目的地を車両に転送◇現在地から車もしくは車から現在地までのナビゲーション◇車速や速度制限などを表示するヘッドアップディスプレー◇ナビゲーションのルート上にある駐車場などの重要スポットを表示◇スマートフォンなどのSMSやEメールの受信通知と読み上げ◇Aピラーやドアのバーチャルビュー◇ARを利用して縁石等の距離を確認できる駐車機能――などがある。
なお、MINIオーグメンテッド・ビジョンのデザインとカラーコンセプトは、BMWのデザイン部門であるデザインワークスが担当している。