韓国の起亜自動車はこのほど、スロバキアのジリナ工場が2006年に操業を開始して以来の累計生産が200万台に達成したと発表した。記念となる200万台目は高性能モデルの「プロシードGT」で、同工場で生産した出力204psの1.6リットルT-GDIエンジン(燃料直噴ターボガソリンエンジン)を搭載する。この記念すべき車両はベルギーの顧客に引き渡される。
ジリナ工場では、コンパクトカー「シード」シリーズのモデルのほか、コンパクトSUV「スポーテージ」、コンパクトMPV「ベンガ」を生産している。同工場で生産したモデルは、起亜の欧州販売の56%以上を占めているという。
ジリナ工場では昨年、乗用車を32万3,720台、エンジンを約49万3,000基生産した。乗用車はロシアや欧州諸国を中心に世界76市場に出荷している。