スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンは16日、カナダの同業マグナ・インターナショナルの内装事業を買収すると発表した。取引金額は約5億2,500万ドル。競争当局の承認を経て、今年第3四半期に取引が完了する見通し。
マグナの内装事業は北米、欧州、アジアに36カ所の生産拠点を展開し、従業員1万2,000人を擁する。昨年の売上高は24億ドルだった。なお、シート事業は今回の取引に含まれていない。
スペインのブルゴスに本社を構えるグルーポ・アントリンはヘッドライナーの世界最大手であり、照明やシート、トリムパネル、ドアパネルも手がける。昨年の売上高は22億2,500万ユーロだった。マグナの内装事業を取得することにより、グルーポ・アントリンの売上高は40億ユーロ、従業員数は2万7,000人にそれぞれ拡大する。