ボルボ・カーズは4日、スウェーデンのトゥーシュランダ工場で3交替制による操業を開始したと発表した。新型SUV「XC90」の生産開始に伴い生産体制を強化する。
先ごろ生産が始まったXC90は、ボルボの新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用した初のモデルで、すでに3万台近い予約注文が入っている。ボルボは当初、XC90の生産開始に伴い人員を1,300人増強するとしていたが、同車の需要が好調なことから1,500人に引き上げた。これにより、トゥーシュランダ工場の従業員数は4,800人に拡大する。
トゥーシュランダ工場は年産能力は30万台。XC90のほか、「S60」、「S80」、 「V60」、「V70」、「XC70」を生産している。今年はXC90を5万台生産する計画で、主に米国と中国に輸出する。