フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は4月28日、ブラジル北東部ペルナンブーコ州ゴイアナに新工場を開設したと発表した。「ジープ」ブランドの生産を手がける。
新工場は総額22億ユーロを投資して、2年半をかけて建設された。床面積は26万平方メートルで、650台の溶接ロボット、40台の塗装ロボット、10台の組立ロボットを備え、年間25万台の生産能力を持つ。併設されているサプライヤーパークは、27万平方メートルのエリアに16社の企業が入居する。新工場の雇用規模は年末までに3,300人となる。また、サプライヤーパークで4,900人、サービス部門で850人の雇用が見込まれている。
ペルナンブーコ工場は、ジープブランドの国際展開とFCAのブラジルにおけるプレゼンス強化という点において戦略上大きな意味を持つ。FCAは過去13年間、ブラジル市場でトップシェアを維持している。