欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/5/29

企業情報 - 自動車メーカー

「インドでの成功は現地化がカギ」=ルノーCEO

この記事の要約

ルノーは5月20日、新型コンパクトカー「Kwid」をインドで公開した。ゴーン会長兼最高経営責任者(CEO)はチェンナイで経済紙『エコノミック・タイムズ』のインタビューに応じ、現地化がインド市場での成功のカギを握るとの認識 […]

ルノーは5月20日、新型コンパクトカー「Kwid」をインドで公開した。ゴーン会長兼最高経営責任者(CEO)はチェンナイで経済紙『エコノミック・タイムズ』のインタビューに応じ、現地化がインド市場での成功のカギを握るとの認識を示した。

インド市場をターゲットとするKwidは主にインドで開発された。価格は30万~40万ルピーで、今年後半に販売を開始する予定。同車をインド以外の市場に投入する可能性について聞かれたゴーンCEOは、「インドは非常に競争が厳しい市場だ」と指摘。同国で相当のシェアを獲得できれば、「ブラジルやアルゼンチン、中東・アフリカやその他の新興市場でも競争力があるということだ」として、投入を検討する考えを示した。

同CEOはまた、傘下ブランドであるダチアのクロスオーバーSUV「ダスター」の例が示すように、インド国外で開発されたモデルが成功を収めるケースはあるものの、インド市場で持続的に成長を続けていくためには現地化が不可欠と強調。Kwidの現地化率は97%に達していることに言及し、「これが私たちがやるべきことだ」と述べた。また、インドの消費者の嗜好に合わせた製品開発にも力を入れていく意向を示した。

企業情報 - 自動車メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |