ベラルーシの運搬・土木機械大手ベルアズ(BelAZ)は5月21日、モロッコにブルドーザーを初輸出したと発表した。鉱山開発が活況を呈しているアフリカ諸国への輸出を強化する戦略の一環と説明している。
モロッコ王国リン鉱石公社(OCP)にブルドーザー「BelAZ 78231」2台を納品した。このブルドーザーは出力360kWのカミンズ社製エンジン「KTA19」を搭載し、電気油圧式ギアチェンジアクチュエーターを備えたハイドロメカニカルトランスミッション(HMT)を採用。最高時速は25キロメートルとなっている。BelAZ 78231はロシア、ウズベキスタン、ウクライナのほか、ブルガリア、ベネズエラ、インド、ジンバブエ、南アフリカにも輸出されている。
ベルアズは1948年の創業。ミンスク州ジョジナに本社を置き、大型ダンプカーや建設・土木・鉱山機械を生産している。