2015/5/29

企業情報 - 部品メーカー

三菱樹脂のスイス子会社、スロバキアに新工場開設

この記事の要約

三菱樹脂(東京都千代田区)はこのほど、連結子会社であるスイスのクオドラント(本社:チューリッヒ)のグループ会社クオドラント・プラスチック・コンポジット(QPC、本社:スイス、レンツブルク)が5月20日、スロバキアのニトラ […]

三菱樹脂(東京都千代田区)はこのほど、連結子会社であるスイスのクオドラント(本社:チューリッヒ)のグループ会社クオドラント・プラスチック・コンポジット(QPC、本社:スイス、レンツブルク)が5月20日、スロバキアのニトラに建設した工場の開所式を行ったと発表した。新工場では、自動車分野などで需要拡大が予想される軽量強化熱可塑性プラスチックシート「サイマライト(SymaLITER)を生産する。

サイマライトはガラス長繊維と熱可塑性プラスチック繊維の複合シートで、強度と剛性を持ちながらも、適度な空隙があるため軽量で吸音性に優れる特徴がある。自動車、輸送、建築などの分野で使用されている。自動車分野ではアンダーボディーシールドや天井材などの内装用途に採用実績があり、車の静粛性向上や、軽量化および空力特性向上による燃費改善に寄与している。

QPCは、スイス、ドイツ、カナダ、日本(三重県四日市市)に工場を持つ。スロバキア工場の建設は、欧州、アジアの自動車メーカーが中・東欧地域に生産進出しており顧客へのアクセスが良いことに加え、欧州域内で非自動車用途の需要が高まってきており、サイマライトの今後の需要拡大が見込めるとの判断から、決定した。QPCはニトラ工場を複合シートのコア拠点と位置づけ、欧州事業をさらに強化していく。