カナダの燃料電池メーカー、ハイドロジェニックスは5月27日、仏重電大手アルストムの鉄道車両・交通インフラ部門であるアルストム・トランスポールと10年間の独占供給協定を提携したと発表した。主に通勤・通学用に運行されている欧州のコミュータートレインに燃料電池システムを供給する。
ハイドロジェニックスは、商用車などに搭載される大型燃料電池「HD(Heavy Duty)」シリーズをベースに開発したシステムを供給する。2015年後半にプロトタイプを製造し、2016年から製品出荷を開始する予定という。
保守サービスも含めて受注規模は5,000万ユーロを超える。ハイドロジェニックスは少なくとも200システムをアルストム・トランスポールに供給する予定で、必要に応じて10年以上の保守サービスを提供する。