ドイツ連邦陸運局(KBA)が7月2日発表した2015年6月の乗用車新車登録は31万3,539台となり、前年同月に比べ12.9%増加した。6月は前年同月に比べ営業日が2日多かったことが増加の一因。1~6月の累計は前年同期比5.2%増の161万8,949台だった。
上半期(1~6月)の新車登録のうち、法人向けは全体の約64%を占めた。代替燃料車では、ハイブリッド車が前年同期比15.9%増の1万6,013台で、うちプラグインハイブリッド車は4,979台(216.1%増)だった。電気自動車も11.3%増の4,663台に増えた。
1~6月のブランド別の登録台数は、最大手フォルクスワーゲン(VW)が前年同期比8.5%増の35万1,110台。大幅な2ケタ増となったのは、スマート(56.6%増)、MINI(27.3%増)、ジープ(74.5%増)、ポルシェ(21.4%増)など。
日本勢も、三菱自(81.0%増)、レクサス(40.0%増)、スズキ(20.6%増)が大幅な2ケタ増となり、日産(9.8%増)、スバル(4.2%増)も前年実績を上回った。ホンダ(8.6%減)、トヨタ(7.1%減)、マツダ(0.9%減)は低調だった。
■ 1~6月の輸出は2%増、国内生産は前年並み
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、1~6月の国内受注は前年同期を約7%上回っており、国外受注も約6%増加している。
1~6月の輸出は前年同期比1%増の224万6,300台、国内生産は前年並みの291万7,300台だった。
VDAは通期の新車登録で前年比2%増の310万台を予想している。国内生産も2%増の570万台、輸出は2%増の440万台を見込んでいる。