フランス自動車工業会(CCFA)が1日発表した同国の2015年6月の乗用車新車登録は22万5,645台となり、前年同月に比べ15.0%増加した。前年同月に比べ営業日が2日多かったことが増加の一因。1~6月の累計は前年同期比6.1%増の101万7,500台となった。
フランス勢ではPSAプジョーシトロエンが16.4%増の6万5,598台、ルノー・グループは8.5%増の6万5,111台だった。国外ブランドで最も販売台数が多い独フォルクスワーゲン(VW)グループは24.4%増の2万7,674台と好調。日本勢も日産グループが20.1%増の8,114台、トヨタグループも21.6%増の8,002台と大幅な伸びを示した。
■ スペイン、イタリアも2ケタ増
スペイン自動車工業会(ANFAC)によると、同国の6月の乗用車新車登録は11万1,333台と、前年同月に比べ23.5%増加した。販売増加は22カ月連続。同国政府が5月に再び延長を決めた新車買い替え補助金制度が販売好調の背景にある。1~6月の累計は前年同期比22.0%増の55万5,222台となった。
イタリアの6月の乗用車新車登録も前年同月比14.35%増の14万6,682台と2ケタの伸び率となった。国内最大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は20.03%増の4万1,634台で、市場シェアを28.38%に伸ばした。1~6月の同国の累計は前年同期比15.16%増の87万2,951台だった。