独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は2日、監査役会の執行委員会がマルティン・ヴィンターコルン社長の契約を2018年末まで延長することで合意し、9月25日の監査役会で提案する方針であると発表した。
フェルディナント・ピエヒ監査役会長の辞任を受けて暫定的に会長に就任したベルトルト・フーバー監査役副会長は今回の決定について、「ヴィンターコルン社長の指揮によるこれまでの成功の道を継続し、2018年の戦略目標を断固として実現する」とコメントした。
現在のヴィンターコルン社長の任期は2016年までとなっており、今回の提案が承認されると2年間の任期延長となる。
メディア報道によると、ヴィンターコルン社長は25日の監査役会でVWグループを4つのホールディング会社に分割する組織再編計画を提案するもよう。事業分野別に、ポルシェ(スポーツカー)、アウディ(高級車)、フォルクスワーゲン(大衆車)、MAN/スカニア(商用車)の4組織とする計画という。