1961年に経営破たんし54年ぶりに復活したドイツの自動車メーカー、ボルクヴァルトはフランクフルト国際モーターショー(IAA)(プレスデー:9月15~16日、一般公開:9月17~27日)に中国市場向けのミドルクラスのオフロード車を出展する。同社のウルリッヒ・ヴァルカー社長が独業界紙『オートモビルボッヘ』に明らかにした。
当該モデルは、提携先の北汽福田汽車(Beiqi Foton Motor)と北京で共同生産する予定。インド、ブラジルなどの新興国市場への投入も計画しており、将来は欧州市場での発売も予定しているという。ヴァルカー社長によると、同モデルは社内で「手の届く高級車(accessible premium)」と呼ばれており、手頃な価格で高効率の技術を装備している。同社長はこのほか、デザインも重要な役割を果たすとの見解を示した。
ボルクヴァルトはシュツットガルト拠点を置く。従業員数は現在、約50人で、2016年末までに120人に増やす計画という。