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2015/9/25

総合 – 自動車産業ニュース

英乗用車生産、8月は40.6%増

この記事の要約

英自動車工業会(SMMT)が24日発表した2015年8月の国内自動車生産統計によると、国内の乗用車生産は9万9,910台となり、前年同月に比べ40.6%増加した。大幅な増加は、夏季休暇の日程の影響が主因。1~8月の累計で […]

英自動車工業会(SMMT)が24日発表した2015年8月の国内自動車生産統計によると、国内の乗用車生産は9万9,910台となり、前年同月に比べ40.6%増加した。大幅な増加は、夏季休暇の日程の影響が主因。1~8月の累計では前年同期比1.6%増の101万1,127台と、小幅の伸びとなっている。ただ、8月単月では、2008年以降で初めて100万台を超えており、同国の自動車産業の堅調さがうかがえる。

14年8月はカレンダーの関係で前年に比べ夏休みを長くとる工場がいくつかあったため、生産が22.1%減と大幅に減少していた。また、今年は従来に比べ夏季休暇入りが早くなった工場がいくつかあり、7月の生産が11.2%減となっていた。

エンジンの生産も同様の背景から、8月は前年同月比15.8%増の11万2,777基と2ケタ増となった。1~8月の累計は前年同期比3.4%減の156万2,503基にとどまっている。なお、SMMTのホーズ会長は今後について、エンジン工場への大型投資の成果が秋に現れてくるだろうとの明るい見通しを示している。

■ 商用車生産は46.3%増

商用車生産は、8月が前年同月比70.3%増の3,628台となり、7カ月連続の増加となった。1~8月の累計も34.1%増の6万1,595台と好調だった。国内向け、輸出向けのいずれも大幅に伸びている。

大幅な増加の背景には、昨年は国内の生産体制再編の影響や型式認証の変更により生産が大幅に落ち込んでいた反動がある。

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