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2015/10/16

一般・技術・その他 (旧)

独イニシアチブ、2023年末までに水素供給スタンド約400カ所を整備

この記事の要約

ドイツ全域を網羅する水素供給スタンド網の整備を目指すドイツのイニシアチブ「H2モビリティー」は13日、キックオフ会議を開き、今後の活動について協議した。同イニシアチブは2013年末までに水素供給スタンド約400カ所を国内 […]

ドイツ全域を網羅する水素供給スタンド網の整備を目指すドイツのイニシアチブ「H2モビリティー」は13日、キックオフ会議を開き、今後の活動について協議した。同イニシアチブは2013年末までに水素供給スタンド約400カ所を国内に整備する目標を掲げている。投資総額は4億ユーロ。差し当たり今後数年以内に100カ所を整備する計画。

同プロジェクトには、工業ガス大手のエア・リキードとリンデ、自動車大手のダイムラー、石油大手のOMV、シェル、トタルの欧州大手6社が参加している。6社は目標の達成に向け、合弁会社「H2モビリティー・ドイッチェラント」をベルリンに設立した。

ドイツでは現在、ドイツ水素・燃料電池国家組織(NOW)が運営するプロジェクト「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」が2015年末までにドイツの大都市圏や主要な高速道路沿いに計50カ所の水素供給ステーションを整備する計画に取り組んでおり、H2モビリティーの6社もCEPに参加している。

H2モビリティーはCEPに続くイニシアチブとして、CEPやNOWと協力していく方針。また、H2モビリティーには提携パートナーとして、自動車大手のBMW、フォルクスワーゲン(VW)、ホンダ、トヨタ、英国の燃料電池開発会社インテリジェント・エナジーが参加している。

H2モビリティーに参加する6社は2013年9月にイニシアチブの発足について基本合意し、2014年夏に合弁会社を設立する契約に署名した。その後、2014年末までに当局の認可を得て、2015年1月に正式に合弁会社をベルリンに設立した。

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