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2015/11/6

企業情報 - 自動車メーカー

VWの3.0リットルエンジン搭載車にも不正か、EPAが指摘

この記事の要約

米環境保護局(EPA)は11月2日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループの3.0リットルエンジンを搭載した2014~2016年式モデルに不正なソフトウエアを搭載した車両が見つかったと発表した。EPAの規制値の […]

米環境保護局(EPA)は11月2日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループの3.0リットルエンジンを搭載した2014~2016年式モデルに不正なソフトウエアを搭載した車両が見つかったと発表した。EPAの規制値の最大9倍の窒素酸化物(NOx)が検知されたとしている。VWは同日、EPAから通知を受けたことを認めたものの、3.0リットルエンジン搭載モデルに不正なソフトウエアは搭載していないと否定した。今後、EPAに事態の解明に向け全面的に協力する意向を示している。

EPAがVWグループに大気汚染防止法の違反行為を通知するのは今回で2回目。9月には、2.0リットルエンジンを搭載した2009~2015年式のディーゼル車に不正ソフトウエアが搭載されていたことが判明し、VWも事実として認めた。

今回対象となるのは、2014年式のVW「トゥアレグ」、2015年式のポルシェ「カイエン」、2016年式のアウディ「A6クワトロ」、「A7クワトロ」、「A8」「A8L」、「Q5」。V型6気筒ディーゼルエンジンを搭載したモデルで、高級スポーツカーブランドのポルシェも入っている。EPAによると、2016年式モデルの規模については不明だが、2014年式モデルは米国ですでに約1万台が販売されているという、

EPAは9月の2.0リットルエンジンでの不正発覚を受け、カルフォルニア大気資源局(CARB)、カナダ環境省とその他のディーゼル車についても調査を続けており、この過程で3.0リットルの問題が見つかった。

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