ポーランドのバス製造大手ソラリスは2日、同国のクラクフで電気バスを受注したと発表した。公共交通事業者MPKクラクフに「ウルビーノ 8,9 LE エレクトリック」4台を2016年7月末までに納車する。取引規模は約200万ユーロ。
「ウルビーノ 8,9 LE エレクトリック」は、容量80kWhの電池を搭載する。充電は、バスステーションにある従来の電源(20kW)にプラグ接続するか、架線(パンタグラフ)からの急速充電が可能という。パンタグラフによる充電ステーションは新たに整備する計画で、電力はトラム用の電力供給インフラを活用する。
ソラリスは2011年から電気バスを製造している。これまでに、チェコ、ドイツ、ポーランド、スペイン、スウェーデンなどの顧客に納車した実績がある。