チェコのシュコダ自動車は10月29日、チェコのクバシニ工場におけるコンパクトSUV「イエティ」の累計生産が50万台に達したと発表した。
シュコダは2009年にイエティを発表し、SUVセグメントに進出した。2013年にはデザインを刷新し、シティ向けとオフロード向けの2仕様を発売した。両バージョンでは現在、前輪駆動と全輪駆動モデルを販売している。
イエティはクバシニ工場のほか、中国とロシアでも生産されている。中国ではシュコダの親会社であるフォルクスワーゲン(VW)と上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)が中国市場向けにロングバージョンを生産している。ロシアでは自動車大手のGAZグループがニージニーノブゴロド工場で同モデルを生産している。
また、クバニシ工場では、イエティのほか、シュコダの「スペルブ」および「スペルブ」のステーションワゴンモデルも生産している。同工場の従業員数は現在、約4,500人。2014年は16万6,200台を生産した。
シュコダは2018年までの3年間でクバシニ工場に約70億コルナを投資し、同工場の生産能力を28万台に引き上げる計画。この近代化・拡張工事により最大で1,300人の新規雇用を創出できると見込んでいる。
(1CZK=4.89JPY)