独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは13日、車両の型式認定を受ける際の二酸化炭素(CO2)排出量に不正があったことが確認された問題について、現在販売されている2016年式モデルのうち、VW、アウディ、シュコダ、セアトの4ブランドの約43万台が該当することが確認されたと発表した。全体では約80万台が対象となる見通しで、引き続き該当モデルの調査や確認作業を行う。
VWは確認された2016年式モデルの該当車両の一覧を公表した。数週間以内に各ブランドのウェブサイト上で該当車両を確認できるシステムを導入する方針を示している。また、当局と正式なCO2排出量計測も実施する。
さらに、各国の財政・税務当局と連絡を取り、CO2排出量が課税制度に関連している場合、追徴税を顧客ではなくVWに請求するよう要請した。