欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/11/27

一般・技術・その他 (旧)

BMW、難民支援の実務研修プロジェクト開始

この記事の要約

独高級車大手のBMWは11月16日から、連邦雇用庁および就職センターと協力し、難民支援の実務研修プロジェクト「WORK HERE!」を開始した。実施期間は9週間。まずはミュンヘンで40人が研修を開始した。ミュンヘンでは来 […]

独高級車大手のBMWは11月16日から、連邦雇用庁および就職センターと協力し、難民支援の実務研修プロジェクト「WORK HERE!」を開始した。実施期間は9週間。まずはミュンヘンで40人が研修を開始した。ミュンヘンでは来年1月から生産システムの分野で25歳以下を対象とした6カ月間の入門研修プログラムを20人に提供する。これらの取り組みはその他の拠点にも広げて行き、全体で約500人の支援を予定している。

9週間の実務研修では、3週間のオリエンテーションを終えた後、6週間の実務研修を行う。開発や販売、人事、金融、生産、ITなど様々な部署で1日6時間の研修を行う。これに加えて毎日、語学コースとBMWが独自に開発した異文化交流および社会的技能の訓練プログラムを提供する。さらに希望者はコンピューターコースなどのプログラムも補足として受講することができる。

2016年には他のBMW工場や拠点でも研修プログラムを開始する。1拠点当たり年4回の研修を計画しており、2016年通年で約500人の支援を予定している。

なお、入門研修プログラムは、ドイツで職業訓練の機会を得られなかった若者に研修の機会を提供する目的で実施しているプログラムで、これまで18人だった参加者を最大40人に拡大した。

COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |