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2015/11/27

一般・技術・その他 (旧)

VW、3Dスマートグラスを本採用

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は11月23日、本社のあるボルフスブルク工場の物流業務に3次元画像対応の眼鏡型ウェアラブル端末(スマートグラス)を本格採用すると発表した。同工場では3Dスマートグラスを使用する3カ […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は11月23日、本社のあるボルフスブルク工場の物流業務に3次元画像対応の眼鏡型ウェアラブル端末(スマートグラス)を本格採用すると発表した。同工場では3Dスマートグラスを使用する3カ月のパイロットプロジェクトを実施していた。

この端末はグラスに部品の保管場所や部品番号などが投影される仕組み。また、タッチ操作や言語操作が可能なため、作業が簡易化されたほか、原則として両手を作業に使えるようになった。

また、小型カメラが付いており、バーコードスキャナーとしても機能する。正しい部品を取り出すと緑色、間違った部品を選ぶと赤色で従業員に知らせる。

スマートグラスを着用するかどうかは従業員が決めることができ、徐々に採用を広げていく方針だ。現在は、フロントガラスやドライブシャフトなどさまざまなエリアで30人が着用している。

VWは今後さらに他の現場や拠点、他のグループブランドにも採用を広げていく方針を示している。

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