独高級車大手のアウディは11月26日、同社がインゴルシュタット市と共同で実施する難民支援の就学プログラムに2016年1月から18~25歳の年齢層の約20人が参加すると発表した。期間は24週間で、インゴルシュタットにある職業学校で1日8時間・週5日の授業を実施する。
アウディは今回の取り組みについて、プログラムの対象となる年齢層は、ドイツで通常、学校に通う年齢を超えており、ドイツで生活・就職するために必要な基礎知識を習得することが難しいため、と説明している。
プログラムでは、ドイツ語と通常の職業学校の授業を行うほか、精神的外傷を受けた若者に社会教育学的なサポートも実施する。
アウディはこのほか、9月に総額100万ユーロの支援予算を計上し、従業員が福祉団体などと共同で実施する支援プロジェクトの予算を申請できるシステムを立ち上げた。