独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは8日、オランダのアムステルダムで同社のサプライヤー14社に第8回ZFサプライヤー賞を授与したと発表した。米同業TRWオートモーティブの買収によりアクティブ・アンド・パッシブ・セーフティーテクノロジー部門ZF TRWを新設してからでは初めての授与式となった。
カテゴリー「イノベーション」では精密打ち抜き部品メーカーのE. WINKEMANNが受賞した。同社はZFと20年以上に渡る取引関係があり、例えば、ZFの8速自動変速機のスラストワッシャーなどを供給している。
「生産材料」のカテゴリーでは、世界7カ国の8社が受賞した。受賞企業は以下の通り:MAT Foundry Group(英国)、Staamp(イタリア)、村田製作所(日本)、Sunil M Tech(韓国)、Gruner Systemtechnik(ドイツ)、UTT Technische Textilien(ドイツ)、WR Controls(スウェーデン)、台全電機(台湾)。
「非生産材料」では、ZFの組み立てラインにセンサーやシステムを供給しているBalluff(ドイツ)、米南西部の物流会社Kontane Logistics(米国)、オートメーション技術の分野でZFを数十年間サポートしているFesto(ドイツ)、張家港市にあるZF TRWの新工場にも製品を供給した特殊機械メーカーのVigel(イタリア)――の4社が受賞した。
また、独潤滑油大手のFuchs Petrolubは2015年の「グローバル・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」として特別賞を受賞した。同社は昨年、ZFに2万1,000トンのオイル及び潤滑油を供給しており、その品質と柔軟性の高さが評価された。世界に拠点を持ち、ZFの成長市場に製品を現地供給できることも受賞の理由に挙げられた。