印複合企業マヒンドラ・グループ傘下のIT会社テックマヒンドラは14日、グループ会社の自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)と共同で伊自動車デザイン・開発会社ピニンファリーナを買収すると発表した。
ピニンファリーナに出資する持ち株会社Pincarからピニンファリーナの持ち分76.06%を1株あたり1.1ユーロで取得する。同取引はテックマヒンドラとM&Mの合弁会社(出資比率:テックマヒンドラ 60%、M&M 40%)を通して実施する。また、残りの普通株もPincarと同じ価格でTOB(公開買い付け)する方針を示している。
ピニンファリーナは今後も独立した企業として事業を継続する。イタリア証券取引所での上場を維持し、パオロ・ピニンファリーナ社長も続投する。
ピニンファリーナはフェラーリやアルファロメオなど高級車のデザインで知られる。1930年の設立で85年の歴史を持つ。