韓国の自動車部品会社サムボモーターズは12月4日付けでドイツのチューニング会社カールソンを買収した。カールソンは今後、従来の付属部品の販売に加え、自動車メーカー向けの特殊モデル(コンプリートカー)の製造も再開する計画。
カールソンは今春に支払い不能に陥り、再建手続きを進めていた。管財人によると、同社にはこれまで内外から250件を超える関心が寄せられていた。
サムボモーターズは、カールソンの従業員約25人すべてを引き継ぐ。2016年は中核ビジネスであるチューニング事業に注力し、2017年には「カールソンC25」の後継モデルを発売する計画。
「カールソンC25」は2010年に発売した限定モデルで、メルセデスベンツのモデルをベースにしたスーパースポーツカー。V型12気筒エンジン(出力:753 PS)を搭載し、時速0~100キロメートルに3.7秒で加速する。
サムボモーターズはエンジン部品やトランスミッション部品などを製造している。従業員数は約3,000人、2014年の売上高は約10億米ドルだった。