独自動車大手のボッシュは上海で4月19日、中国の検索エンジン大手である百度(Baidu)、地図情報サービス大手の高徳地図(AutoNavi)および四維図新(NavInfo)と、自動運転車の実用化で重要となる高精度地図の作成で協力すると発表した。ボッシュの車載センサー情報と連携して、車両の位置を正確に特定できるようになるという。年内にも今回の協力による最初の地図が完成する見通し。
また、百度とボッシュは共同で、ジープ「チェロキー」をベースにした部分自動運転車の試験車両の実証試験を高速道路で実施する。同モデルは、周囲の環境を認識するためのミッドセクションレーダーセンサーや多機能カメラ、横滑り防止装置(ESP)、電動パワーステアリングなどのボッシュ製品を装備している。
ボッシュはこれまでにドイツ、米国、日本で自動運転技術の試験を実施しており、中国は世界で4カ国目となる。