仏ルノーが中国遼寧省と戦略提携、EV商用車の販売加速

仏自動車大手ルノーは16日、中国の合弁相手である華晨中国汽車(ブリリアンスチャイナ)と共同で遼寧省と戦略提携を結んだと発表した。小型商用車(LCV)の販売加速が目的となる。ルノーは中国で今後2年以内に電気自動車(EV)のLCVを3モデル投入することを計画している。

ルノーのカルロス・ゴーン会長兼最高経営責任者(CEO)は、「来年初めから新型のEV商用車3モデルを順次投入していく。遼寧省との提携は成長基盤の強化につながる」と述べた。

ルノーとブリリアンスは今年、LCVを生産する合弁会社「ルノー・ブリリアンス・金杯オートモーティブ」を設立した。同社への出資比率は、ルノーが49%、華晨中国汽車が51%。2022年までに年間で15万台の販売を目指している。

上部へスクロール