独フリックスブス、中国製電気バスを投入

独長距離路線バス大手のフリックスブスは10月25日から、フランクフルト~マンハイム間(約115キロメートル)で電気バスの運行を開始した。独自動車業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同区間では、中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)の電気バス「C9」を使用している。同社はすでに4月から、フランスのパリ~アミアン間(約150キロメートル)で電気バスの運行を開始しているが、同区間では、中国のバスメーカー、宇通客車(Yutong)の電気バス「ICe12」を投入している。

フランクフルト~マンハイム間の路線では、毎日4便を運行する。途中で、フランクフルト空港と大学都市のハイデルベルクにも停車する。BYDの電気バス「C9」(座席数:51席)は、1回のフル充電で200マイル(320キロメートル)を走行することができる。充電ステーションは、フランクフルト(仮設)とマンハイムの中央バスターミナル(ZOB)にあり、日中(1~2回)と夜間に充電する。電力は協同組合グリーンピース・エナジーから再生可能エネルギーを調達している。

フランスのパリ~アミアン間(約150キロメートル)に投入している宇通客車の電気バス「ICe12」は、座席数が53席で、最高速度は時速100キロメートル。

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