独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは12日、電気自動車(EV)の新モデル投入や販売を大幅に強化すると発表した。
VWグループ全体で2028年までに約70の新モデルを市場投入する計画で、従来の50モデルから大きく引き上げた。また、プラットフォーム「MEB」をベースにした純粋な電気自動車の生産は、これまで今後10年で1,500万台を計画していたが、2,200万台に引き上げた。
ラインアップの電動化に向けては2023年までに300億ユーロ以上を投資する。電池セルの調達では、韓国のLG化学、SKI、サムスン、中国のCATLを戦略的サプライヤーとしているが、将来のさらなる需要拡大に備えて、欧州で独自にセル生産に参入することも検討している。全個体電池の量産化に向けては米国の新興企業クアンタムスケープ(QuantumScape)と協力関係にある。