フランスのタイヤ大手ミシュランと自動車部品大手のフォルシアは11日、燃料電池事業の合弁会社を折半出資で設立する覚書(MoU)を締結したと発表した。ミシュランの子会社シンビオ(Symbio)やフォルシアの燃料電池関連子会社など、両社の燃料電池事業を統合する。小型車両や商用車など、幅広い用途向けに燃料電池システムを開発・生産・販売する。
ミシュランは、シンビオのほか、燃料電池システムの研究開発・生産事業を合弁会社に統合する。ミシュランと仏エネルギー大手エンジーとの協力関係も水素モビリティ分野におけるエコシステム(経済圏)の構築に寄与する。
フォルシアは、仏原子力・ 代替エネルギー庁(CEA)との協力を通して得た燃料電池セルに関するノウハウを持つ。また、フランスのSTELIA Aerospace Compositesと高圧水素タンクの開発で協力している。