独自動車部品大手のコンチネンタルは11日、ポルトガル北部のロウサド工場に約1億ユーロを投資して、生産能力を拡大すると発表した。新しい生産施設を整備し、土木や港湾で使用する特殊車両向けの24インチ以上のラジアルタイヤ(OTR:オフザロードタイヤ)を生産する。同工場では、生産能力の拡大に伴い、100人以上の新規雇用を予定している。さらに、研究・開発センターも拡張し、同工場で生産するあらゆるタイヤの性能や品質を試験できるようにする。
新しい生産施設は、2017年に開設した農機用のラジアルタイヤの生産棟に隣接している。ロウサド工場には現在、従業員2,000人以上が勤務しており、農機、港湾車両、土木車両用タイヤのほかに、乗用車用タイヤも生産している。
今回の投資はコンチネンタルの成長戦略「ビジョン2025」の一環に位置づけられる。