仏自動車大手のルノーは19日、インドのニューデリーで新モデル「トライバー」を公開した。インド市場向けに開発した同社初のモデルとなる。BセグメントのMPVタイプで、全長4メートル未満ながら最大7人が乗車できる。今年後半からの発売を予定する。
インド国内で設計・開発し、東部のチェンナイで製造する。「ウルトラ・モジュラー」システムの採用により低コストでの生産を実現している。
「トライバー」の投入はルノーの成長戦略「ドライブ・ザ・フューチャー」の一環となる。ルノーのティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)は、「インドはキーマーケットだ。2022年までに同国での販売を倍増させる」と述べた。同社は2022年までに全世界での販売を500万台以上とすることを目指している。そのためにインド市場では同年までに20万台の販売を目指す。
ルノーはインド市場でクロスオーバーモデルの「クウィッド」と「キャプチャー」、ダチアの「ダスター」を投入している。