JLR:英JLR、拡張現実技術の3Dヘッドアップディスプレイ開発

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は8月20日、拡張現実(AR)技術を利用した次世代の3Dヘッドアップディスプレイをケンブリッジ大学の先端電子光工学研究所(CAPE)と共同で開発していることを明らかにした。ドライバーの目の高さを計測して3D表示する技術を使い、運転に必要な情報をあたかも前方の道路に直接投影しているように表示するもので、ドライバーが視線を動かさずに警告などに反応できるようにする。同研究はJLRの開発プロジェクト「スマートキャビン」の一環となる。

車線逸脱や危険箇所の警告、制限速度、衛星ナビゲーションによる情報などをリアルタイムで表示する。拡張現実によるデジタル表示のため、悪天候や光の加減による視界不良の状況でも影響を受けない利点がある。同技術を応用することで、助手席などの乗員それぞれが個別に3D映像を視聴できるようになるという。

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