シュコダ自、世界販売0.9%減に

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は13日、2019年の販売台数が124万2,800台となり、過去最高だった前年の125万3,700台を0.9%下回ったと発表した。主要市場である中国での販売不振が響き、伸び悩んだ。

地域・国別でみると、西欧は前年比7.0%増の52万500台で、主力のドイツ市場は8.3%増の19万1,200台に拡大した。フランス(3万7,200台、16.2%増)、スイス(2万,2600台、27.5%増)、オランダ(1万9,200台、12.8%増)、デンマーク(1万5,600台、14.6%増)もそれぞれ2桁の伸びを確保した。中欧は同1.3%増の21万5,800台で、本国チェコは0.6%増の9万4,200台だった。クロアチア(5,900台、11.3%増)でも販売を大きく伸ばした。ロシアを除く東欧は8.9%増の5万200台。うちウクライナ(6,200台、16.8%増)、カザフスタン(1,000台、27.5%増)が好調だった。ロシアも8.8%増の8万8,600台に拡大した。中国は17.3%減の28万2,000台に落ち込んだ。インドも同12.3%減の1万5,100台にとどまった。車種別では、SUVの「コディアック」(同15.1%増の17万1,800台)と「カロック」(同32%増の15万2,700台)が好調で全体を牽引した。一方、主力セダンの「オクタビア」(6.3%減の36万3,700台)と「ファビア」(9.5%減の17万2,800台)の販売は不振だった。

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