仏自動車大手のルノーは6日、米ラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES
2020)」で、車とスマートホームをつなぐソリューションを公開した。フランスの新興企業オトド(Otodo)と共同開発したもので、車両の端末からスマート家電を操作したり、自宅からスマートフォンなどを通して車の走行記録などを共有できるようになる。ルノーはコネクテッドカーとスマートホームをつなぐ新たなサービスを提供することを計画している。
2016年設立のオトドは、ネットを使って家電を接続するスマートホーム向けの遠隔操作プラットフォームを開発している。同社の技術を活用することで、ユーザーは自宅のシャッターの開閉や冷暖房・照明のオンオフなどを車のタッチスクリーンから操作できるようになる。
同サービスは今年中に、ルノーのマルチメディアシステム「イージーリンク」を搭載する新型の「クリオ」や「キャプチャー」、電気自動車(EV)「ゾエ」などで利用できるようになるとしている。