仏タイヤ大手のミシュランは17日、独保険大手HDIグローバルと、コネクテッド技術を活用したフリート管理ソリューションの開発で提携すると発表した。ミシュランのビッグデータ事業であるDDI(ドライビングデータ・トゥー・インテリジェンス)を通してフリート車両の運転手の運転特性を分析し、HDIの持つ保険ノウハウや企業リスクの知見と組み合わせて事故予防につなげる。新ソリューションは2022年初頭からの運用開始を目指す。
フリート車両の端末から集めた走行データをビッグデータ解析し、運転手の行動をスコア化する。これにより、保険請求率に影響を与える運転行動を正確に把握、危険な運転行動を特定し、ドライバーへの注意喚起や必要な訓練手段などを提供することが可能になる。
2015年に設立したDDIは、車の走行状況のビッグデータをもとに保険リスクの解析や遠隔フリート管理、車両の整備予知、インフラ設備の診断などに活用できるデータを企業や団体に提供している。