アイルランド自動車工業会(SIMI)によると、同国の2019年通期の乗用車新車登録は11万7,109台となり、前年に比べ6.8%減少した。
エンジンタイプ別では、ディーゼル車が市場シェア47%で最も多い。ガソリン車は41%、ハイブリッド車は9%、電気自動車は3%、プラグインハイブリッド車は1%だった。
マニュアル車は全体の67%を占めるものの、登録台数は前年に比べ17%減少している。オートマチック車の市場シェアは33%にとどまるが、前年比では22%増加している。
ブランド別では、フォルクスワーゲン(VW)が市場シェア11.53%で首位。以下、トヨタ(市場シェア:10.35%)、現代(9.44%)、フォード(8.23%)、シュコダ(7.94%)の順となっている。
モデル別では、トヨタ「カローラ」が最も多く、現代「ツーソン」、日産「キャシュカイ」、フォルクスワーゲン(VW)「ティグアン」、シュコダ「オクタビア」が続いている。
■ 乗用車新車登録、2020年5月は72%減少
SIMIによると、同国の2020年5月の乗用車新車登録は1,751台となり、前年同月(6,320台)に比べ72.3%減少した。新型コロナウイルスの影響でアイルランドでは5月18日まで自動車販売店が営業を休止していた。
2020年1~5月の累計は、前年比34.6%減の5万1,904台となっている。