仏PSA、電子機器修理事業でFCEとの提携拡大

仏自動車大手のPSAは15日、アフターマーケット部門における「フォルシア・クラリオン・エレクトロニクス」(FCE)との提携関係を拡大すると発表した。複数ブランドの電子機器製品の修理事業を強化する目的で、新たに車載クラスター(メーターパネル)、エンジン制御装置、車両制御装置、スイッチモジュールの4製品群を修理の対象に加える。

PSAは電子機器類の修理体制の拡充を通じ、顧客満足度の向上や費用対効果の高いソリューション提供、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す方針だ。FCEとの提携拡大により、◇欧州30カ国で23の主要ブランド製品に対する修理サービスの拡充◇修理対象について、同等の新品と比較して競争力のある代替品の提示◇製品修理を通じてCO2を最大85%削除――などを実現していく。

FCEは仏自動車部品大手フォルシアと傘下のクラリオンにより2019年4月に設立された。現在、仏北東部キュスティーヌにある拠点で年間約3万件の修理業務を行っている。

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