ロシア新車販売、6月は14.6%減少 1/2

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は7日、同国の2020年6月の新車(乗用車・小型商用車)販売が12万2,622台となり、前年同月に比べ14.6%減少したと発表した。1~6月の累計は、前年同期比23.3%減の63万5,959台となった。

新型コロナウイルスの影響により、4月(72.4%減)と5月(51.8%減)は販売が急減していたが、6月は落ち込み幅が改善した。ただ、自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は、「ディーラーは営業しており、政府の購入支援措置があるうえ、(外出・営業制限中に計画していた購入の)後ろ倒し効果があるにもかかわらず、6月は依然として前年同月を14.6%下回った」とコメントしている。

AEBは、政府の購入支援措置が継続し、新型コロナウイルスの第2波が起こらないことを前提に、2020年通期の販売台数が前年比23.9%減の133万9,000台にとどまると予想している。

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